クラフトビールツーリズム 徳島県 ビール工房awa新町川ブリュワリー

ヤシの木を見ると南国にいる感覚になってしまうのは関東から来たからなのかもしれませんが、駅前から伸びる道路沿いにに植え込まれてあるヤシの木を見た時に、改めて遠くまできたとの実感がわきました。場所は徳島県の徳島駅。ここから徒歩で10分弱、新町川沿いのビール工房awa新町川ブリュワリーに11月に訪れました。

ビール工房awa新町川ブリュワリー
住所: 徳島県徳島市東船場町1-6 バルプラザビル1階

地理の授業などで誰でも聞いたことのあるであろう有名な吉野川とも繋がる新町川は、ちょうど徳島駅の南側を流れており、その川沿いは長い距離にわなり公園が整備されたり、夜は橋がライトアップされていたりと、街とうまく溶け込んでいる川との印象があります。駅からまっすぐ伸びた先にある新町川にかかる新町橋を渡ってすぐ左手には整備された広場として新町橋東公園があり、そのすぐ向かいのビルの1階にビール工房awa新町川ブリュワリーがあります。

店舗の入り口にはAWABEERと書かれ、たぬきがジャッキにもたれてビールグラスに口をつけて飲む丸いロゴ、そして店舗を囲むように外にはテラス席が用意されています。季節的にテラス席で飲むには少し寒かったため、中に入るとテーブル席に通されました。中は木目調の優しい雰囲気と厨房のあるお店の独特の油の香り。厨房の向かいにカウンター席もありましたが、お一人様も何組かテーブルに座っています。

頼んだのは阿波ノ國IPAと名付けられたセッションIPAで、ロゴと同じくタヌキが描かれたグラスで運ばれてきたやや苦めのクラフトビール。メニューを見るとビール工房awa新町川ブリュワリーオリジナルのクラフトビールとゲストビールが用意されているようです。

ここ徳島県の夏の風物詩である阿波踊りの阿波は、徳島県となる以前に阿波国と呼ばれていたことに由来しています。お店の方には確認してしていませんが、その徳島県にあるブルワリーということで、awaとあるのは「阿波」とビールの「泡」が掛けられているのかも知れません。

なお楽天では徳島県のふるさと納税で新町川ブリュワリーのクラフトビールを返礼品に選ぶことが可能です。

ビール工房awa新町川ブリュワリー 徳島県徳島市を起点にしたクラフトビールツーリズム

徳島県にも多くのブルワリーがありますが、いくつかのブルワリーを行き来するにはやや距離があるため公共の交通機関では難しく、車が必要になります。

徳島市八多町にある2nd Story Ale Worksへは公共交通機関を利用する場合は徳島駅より「五滝」行きのバスに乗り終点(約40分)の五滝バス停から徒歩数分。車では徳島駅から約30分かかります。

徳島県勝浦郡上勝町にあるRISE & WIN BREWING COへは公共交通機関を利用する場合は徳島駅より「横瀬西」行きのバスに乗り終点(約時間)の横瀬西バス停まで行き、そこから上勝町営バスに乗り換えて小学校前バス停で降り徒歩5分。ただし本数が1日数本しかないため要注意です。車を使うと徳島駅より45分程度になります。

一方、2nd Story Ales WorksとRISE & WIN BREWING COは公共交通機関での移動は難しいですが、車であれば30分程度の距離となり、ハシゴでの訪問も苦にならない距離にあります。またRISE & WIN BREWING COのある上勝町はゼロウェイスト活動としてゴミ削減に町を挙げて取り組んでおり、町のシンボルとも言えるリサイクル拠点となる施設ゼロ・ウェイストセンターでは宿泊施設を併設しており宿泊が可能。クラフトビールで地元を楽しんだら日本でも珍しい取り組みに触れてみるのも良さそうです。