クラフトビールツーリズム - 神奈川県小田原市 ODAWARA GARAGE BREWING
東海道新幹線で東京方面から小田原駅に入線する手前、海側(進行方向 左側)に目をやっていると、「CRAFTBEER」という文字が目に飛び込んできました。調べると、2023年3月と比較的最近オープンしたブルワリー「小田原ガレージブリューイング」だということがわかりました。
小田原駅からは東口に出て、線路沿いを東京方面に戻るような形で歩くこと7分ほど。すぐ後ろにはJR東海道線や伊豆箱根鉄道大雄山線が走る線路沿いのガレージのあるブルーの建物がこの小田原ガレージブリューイングです。
小田原ガレージブリューイング(Odawra Garage Brewing)
住所:神奈川県小田原市栄町3-5-19
訪れたこの日は車だったのですが、隣にコインパーキングがあったため、そちらに停めることができました(40分200円 2024年11月現在)。ちなみに、このコインパーキングを挟んで東側には伊豆箱根鉄道大雄山線の緑町駅がありました(後日地図を見るまで気付きませんでした)。緑町駅からであれば徒歩30秒ほどでからそうでしたが、大雄山線が10分に一本ほどしか来ないことや小田原駅からここに至るまでも昭和感が残る街並みをブラブラと眺めてこれることを考えると徒歩で来ることも苦にならなそうです。
当ブルワリーの1階にガレージと醸造施設、そしてその脇にタップルームへと上がる階段がありました(構造は少し前に訪れた福生のFat Barley Brewingに似てます)。タップルーム内部は美しいエメラルドグリーンのガリバリウム合金とブラウンの木材が活用されたインダストリアル調。同じトーンのブラウンのカウンターとハイテーブルといったしつらえがメインで、店内にはローテーブルがなかったこと、メニューが書かれたミラー、レトロなサーキュレーターやバイクのヘルメットがオブジェとして置かれている点など、個人的にはタップルーム全体にアメリカンな雰囲気を感じました。
上述の通りこの日は車だったこともあり、こちらで飲むことはせずタップルームの一角にあった冷蔵庫の中からボトルをテイクアウトすることにしました。この日購入したのは小田原の曽我梅林のブランド梅"十郎"を使った十郎梅saisonと、amber IPA(それぞれ800円)。
同じ冷蔵庫に静岡県沼津市の柿田川ブリューイングの沼津クラフトのボトルビールが置いてあったのでお店の人に聞いてみたところレシピ協力をいただいたご縁があって置いているんです、とのこと。こうしたブルワリーの横の繋がりはとても良いと思います。
この日の滞在時間は午後1時半からの僅か15分程度だったと思いますが、その間にも2組のお客さんがいらしていました。いずれも比較的若い世代のお客さんであったことが印象的で、ビールが飲まれなくなったと言われながらも、クラフトビールは嗜好品として認知されているものかと思いました。
ODAWARA GARAGE BREWING 神奈川県小田原市を起点にしたクラフトビールツーリズム
神奈川県小田原市の端、電車では箱根湯本駅の2駅手前にある風祭駅一帯には、かまぼこの鈴廣が運営する「かまぼこの里」があります。ここには鈴廣の運営するブルワリー「箱根ビール」があります。ブルワリーは公開されていませんが、かまぼこの里の一角にある鈴廣系列のレストラン「えれんなごっそ」とカフェ「CAFE107」で箱根ビールを飲むことができます。
また、未訪問ですが、小田原ガレージブリュワリーとは目の鼻の先、小田原駅東口を出て徒歩4分ほどのロデオドッグビアスタンドではアメリカ直輸入のクラフトビールを飲むことができるとのこと。こちらは同じく小田原に本社を構えるクラフトボールとブルワリー向けのクラフトビールの醸造設備輸入業者であるCowboy Craft直営のビアスタンド。ぜひ近いうちに訪問して記事を書きたいと思います。
また、小田原の中心地からは車でおよそ30分、神奈川の最西端にある湯河原にはHumans Beerがあります。