クラフトビールツーリズム - 栃木県宇都宮市 ろまんちっく村ブルワリー

関東から青森までを繋ぐ国内最長の高速自動車道である「東北自動車道」。その宇都宮インターチェンジを降りて車でおよそ5分。栃木県で25ある(2024年12月現在)道の駅の一つ、道の駅 「うつのみや ろまんちっく村」にろまんちっく村ブルワリーがあります。

ろまんちっく村ブルワリー(Romantic Village Brewery)
住所:栃木県宇都宮市新里町丙254

道の駅は大きめな幹線道路沿いにある印象でしたが、ろまんちっく村は高速のインターチェンジから近いとはいえ、主要道路に面しているわけではないので、少し辺鄙なところにあるんだな、というのが地図で見ての率直な思いでした。今回の自身のように、わざわざ道の駅に行く、と言ったように目的意識をもたない限り訪れる場所でなさそうな道の駅が、どれだけ盛り上がっているのかな、と思いながら車を進めたのですが、近づくごとにそれが杞憂だったと感じたのです。

今回は宇都宮駅方面から県道22号(新里街道)を北上するような形で向かいました。ナビに示された通りに道を右折すると、まず右手には温泉やプールなどを備えた大きなスパ施設「ヴィラ・デ・アグリ」があります。そのまま道なりに行くとろまんちっく村は左手になるのですが、右手にも何やら温室のようなガラス張りの施設(のちに多目的ドームと判明)が見えたり、パンフレットで確認する限り宿泊施設(フェアリールド バイ マリオット)やドッグランなどに囲まれた広大な施設群をなしていました。こちらを目的地としてくる方も多そうです。

その中にある「ろまんちっく村ブルワリー」は、道の駅の中心施設をなす物産館「あおぞら館」の奥、「麦の楽園」という名前のレストランに併設される形で設けられいます。

このレストランで出来立てのクラフトビールが味わえるのですが、車の運転のため飲めずにボトルの購入を申し出たところ「物産館の方で」と促されました。

この日購入したのは「KIBUNA」というセゾンと「CASCADE Premium Lager」。物産館には宇都宮産「ニューサチホゴールデン」という小麦を利用しているビールなどが所狭しと多く並んでいました。

また、季節によっては事前予約によりブルワリー見学が可能ということで、これを目的として日をあらためてみるのもよさそうです。

ろまんちっく村ブルワリー 栃木県宇都宮市を起点にしたクラフトビールツーリズム

ろまんちっく村の北西、およそ10km、車で15分程度のところに日光ブルーイングがあります。こちらも公共の交通機関で行くにはJR日光線 下野大沢駅から徒歩で30分弱またはJR日光線 今市駅バスを乗り継いで行く必要があるなどややアクセスが難しいですが、一方で、東北自動車道から分岐する日光宇都宮道路の大沢ICからはアクセスがよく、ブルワリーの目の前には数台の車が駐車できるスペースもあり、車で来る人には優しい作りとなっていました。