クラフトビールツーリズム - 新潟県新潟市 沼垂ビール

米どころと言われる新潟県。新潟市内にはそんな場所柄、お米を原材料とした日本酒をつくる酒造(蔵元)が多く存在していますが、ビールを醸造するブルワリーもあります。今回訪れたのは、新潟駅からは北東に位置する沼垂(ぬったり)にある沼垂ビールです。

沼垂ビール(Nuttari Beer)
住所:新潟県新潟市中央区沼垂東2-9-5

新潟駅の北側の出口を出て徒歩で行くとおよそ20分の距離のところにある沼垂という場所は、日本に昔からあるような商店街や街並みが残っているエリア。”沼垂エリア商店街”という改装した長屋に飲食店や雑貨屋、古着屋など小規模でユニークなお店が言葉の通り軒を連ねている場所が、ここ最近のこの沼垂の街の中心なのかな、と感じさせてくれました。

10分弱かけて”沼垂エリア商店街”の周囲を歩くと2−3のお寺があることがわかったのですが、それがまたここが歴史ある場所だということに気がつかせてくれます。この沼垂エリア商店街からは徒歩で数分のところに、沼垂ビールがありました。

ブルワリー兼ブルーパブの建物は駐車場の奥にあり、看板にある通り向かって左手の小さな通路を入っていくと、引き戸の玄関がありました。築4-50年くらいという建物を改装したブルーパブエリアは靴を脱いでスリッパを履いてあがるタイプ。内装を含めた日本的な雰囲気に少し心が躍ります。

タップを目の前にしたカウンターに陣取ってメニューを見ると「コシヒカリ・ヴァイツェン」「佐渡番茶エール」と新潟を感じるクラフトビールが。他にもルレクチェという地元新潟の洋梨を使ったエールもメニューにありましたが、この日オーダーしたのはHazy IPAの「恋すてふ(こいすちょう)」というビール。

開店間もない時間の訪問で、オーナーを独占できたので、いろいろお話をお聞きしました。元々は少し離れたところでこの塗ったりビールを営んでいたのが、引っ越してきたこと。民家を改築してこのブルーパブを作ったこと。訪れたのは3月中旬の金曜日でしたが、翌週から営業時間が変わること(フードメニューを充実させるとのこと)、などなど。

この日は新幹線の時間もあったのであまり長居ができず残念でしたが、お土産に天の川ペールエールと新潟オールドデイズ(Old Ale)、それに写真にもある可愛らしいビールグラスを買って帰りました。