クラフトビールツーリズム - 東京都新宿区 ハニカム&ホップワークス
新宿。そう聞くと、多くの路線が乗り入れ、早朝も終電間際もどんな時間帯にも観光客を含めて、人のごった返す日本で最も乗降者数の多い駅(2024年JR東日本調べ)、新宿駅を思い浮かべる人も多いと思います。今回訪れたのは新宿区にある”ハニービール醸造所ハニカム&ホップワークス”。しかし、あの雑然とした新宿駅と同じ新宿区であることが信じられないくらい落ち着いた雰囲気の街の中にそのブルワリーはありました。
今回降り立ったのは落合駅は、中野駅を始発駅として走る東西線の駅で、JR線と交わるのは高田馬場。そのため、新宿駅から直接行くことはできず、中野経由か高田馬場経由、あるいは新宿にも乗り入れている総武線の東中野駅から徒歩で行くことになります。落合駅は中野区と新宿区にの境界線にある駅で、地下にある改札口から地上へ出てみると、思いの外、静かな住宅街に囲まれていることに気がつきました。目の前の通りは早稲田通りですが、それほど広い通りではなく、道路沿いも大きなビルは多くなく、小さなオフィスビルや少し脇に入ると一戸建てが並ぶ昔ながらの住宅街。この落合駅からおよそ5分のところにハニービール醸造所ハニカム&ホップワークスはありました。
ハニービール醸造所ハニカム&ホップワークス(Honeycomb and Hopworks)
住所:東京都新宿区上落合2-10-19

早稲田通りからハニカム&ホップワークスがある上落中通りに入ると、通り沿いには一軒家やマンションに加えクリーニング店などの小規模店舗が所々に並び、やがて薄暗がりの夕暮れにハニカム&ホップワークスの看板が見えてきました。
以前は小料理屋だったのかな、との想像力を掻き立てられつつ中に入ると、すぐにカウンターが。そのカウンターの向こう側が調理場で、さらにその奥には醸造設備が並んでいるのが確認できます。客席は椅子のない席も含め全てカウンター。
ハニーの蜂にちなんでか、八角形の格子柄テーブルが素敵です。

この日オーダーしたのは、レギュラーサイズのクラフトビール2杯分におつまみがついたハニカムプラン。

まず出てきたおつまみプレートがこちら。和洋折衷が嬉しいです。

2杯飲めるということで、まずオーダーしたのは、メニューにも当店のおすすめ、とあったハニカムバレット。

そして2杯目にオーダーしたのは1/3 グラビティというレッドハニーエール。

この日は夕方の早い時間の開店間もないタイミングとあってか、お客は私一人だけでしたが、その後、一組の女性ペアが入ってきました。詳しく聞いていたわけではないですが、入ってきた時にペアのうちのお一人は過去にもこちらのブルワリーにも来たことがあって、お友達をぜひということで、連れてきたような様子でした。都内どころか関東エリアで、はちみつベースのクラフトビールを出すところはあまり思い当たらないので、こうしたファンに支えられているのだと感じました。
