クラフトビールツーリズム 千葉県千葉市 MAKUHARI BREWERY

Google mapでその場所を検索すると、JR京葉線 海浜幕張駅からだいぶ離れたところにあり、経路検索の結果は「徒歩17分」。もしかするとお隣の検見川浜駅の方が近いかもと調べるとこちらからは徒歩20分…。実際に訪れるまではなぜこういった場所にブルワリーが(地図上には)ポツンとあるのか、が理解できませんでした…行ってみるまでは。

MAKUHARI BREWERY
住所:千葉県千葉市美浜区若葉3-1-21 MAKUHARI NEIGHBORHOOD DOCK

JR海浜幕張駅は幕張メッセや千葉マリンスタジアム、三井アウトレットパーク、イオンモルールなどの大型施設の最寄駅となっている一方、駅を中心に徒歩5分圏内に大きなオフィスビルも多く、また少し離れたところには新興のタワーマンションが臨め、大型イベントが重なる朝の通勤時間帯はきっと混雑がすごいんだろうな、とついつい余計な心配をしてしまうのですが、そういうのを含めて「計画された街」ということなのかもしれません。

そして今、この海浜幕張の東側エリアにて開発が進むのが幕張ベイパーク。上空からの写真だと、ちょうど手前の川沿いで海から3本目の橋の上部ら辺に見える2本の高いビルの周辺がそれ。アメリカのポートランドの街計画に携わってきた建築設計事務所を監修者として迎え、三井不動産が開発する新しい街。ポートランドといえばクラフトビール、そう、この幕張ベイパークのど真ん中にあるべくしてMAKUHARI BREWRYがあります。

こういう場所に来ると役立つのが、シェアサイクル。海浜幕張駅の北口駅前でレンタルし、県立海浜幕張公園を横切って京葉線沿いを風切って進みます。海浜幕張公園を越えて少し、左手に防風林のような木々(実はZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA)が見えたらもう半分以上はきました。その先にある高いタワーマンション群を入っていき、MAKUHARI BREWERYが入居するMAKUHARI NEIGHBORHOOD DOCKのすぐ近くのシェアサイクルの駐機場に自転車を停めると、外から醸造施設が見えました。

MAKUHARI NEIGHBORHOOD DOCKはMAKUHARI BREWERYの他にもレストランやカフェが入居し、テーブル席はこれらの店舗で共用しています。そのため広い店内にはカウンター、ローテブル、テーブル席、外にもテラス席と多様なスペースを揃え、家族連れ、おひとり様、ペット同伴などこの地域に住む色々なお客を受け入れられるようになっていました。

MAKUHARI NEIGHBORHOOD DOCKに入って左端がMAKUHARI REWERY。スマイルマークを思わせるロゴがカワイイ印象を与えてくれています。

メニューに目をやるとこの日のMAKUHARI BREWERYのオリジナルのクラフトビールは1種、ベイパーク DOCKラガーのみ。アンバーエールということで綺麗な銅色をしたこちらをオーダーし店内でも醸造設備の見える席に陣取っていただきました。

伺ったのは平日の午後早い時間。時間と場所柄かお客さんはチラホラといったところでしたが、ご近所のマダム達や幼稚園児ほどの子供を連れた家族連れが、クラフトビールというより食事を楽しみに来ているようでした。陽が高いだけにこの日は1杯だけにしましたが、それでも飲酒運転になりかねないので帰りはタクシーで海浜幕張駅まで戻りました。

MAKURHARI BREWERY 千葉県千葉市を起点にしたクラフトビールツーリズム

このMAKUHARI BREWERY、冒頭の通りで最寄りの海浜幕張駅からは少々距離がありますが、2025年には海浜幕張駅の東側に新改札口が開設されることで、少しアクセスも良くなることが期待されます。

一方で、お隣の検見川浜駅前には潮風ブルースタンド検見川浜店があります。千葉県内で複数の店舗を運営する潮風ブルースタンドは最近自家醸造を始めたばかり。MAKUHARI BREWERYからは花見川を渡ってタクシーならば4-5分程度の距離、ハシゴできない距離ではありません。