クラフトビールツーリズム - 神奈川県小田原市 Rodeo Dog Beer Stand(Cowboy Craft)

神奈川県西部に位置する小田原。JRと小田急線が乗り入れる小田原駅からは、古くは北条氏の拠点となった小田原城を見ることができ、今も街の至る所で歴史の趣を感じることができる街です。その小田原駅の東口は、ロータリーを囲うように飲食ビルなどが居並び非常に活気のある印象。この小田原駅、駅ビルとドンキホーテを除くと大型店舗が駅周辺には確認できないのですが、ここから車で15分のところにある大型モール ダイナシティやフレスポ小田原が、地元の人にとっては商業の中心地になっているのかもしれません。そのため、駅周辺もどこかこじんまりとしているのですが、夕方には観光客と思しき人たちも出てきて賑わいを見せています。

この小田原駅 東口ロータリーから徒歩でおよそ4−5分、東海道線の線路沿いの飲食店街を横浜方面に歩き、ガード下を通る道路を右折して少し行くと右手に細長い建物が出てきます。この1階がCowboy Craft BrewingのTap room、Rodeo Dog Beer Stand(ロデオドッグ ビア スタンドです)。

Rodeo Dog Beer Stand(Cowboy Craft Brewing)
住所:神奈川県小田原市栄町2-5-18

入ってすぐにクラフトビールが並ぶ冷蔵庫、その先にビアサーバーが配置され、スタッフさんもそのビアサーバー横にちょこんと腰掛けていました。そういう意味でTapは剥き出しの状態。この反対側に大きな窓に面したカウンター席と奥にテーブル席がありました。お世辞にも広いとは言えないのですが、カウボーイクラフトと名乗っているだけあって、所々に飾られたカウボーイハットや水牛の角の置のオブジェが、アメリカ映画を思わせてくれます。

奥のテーブル席の脇にはベンチシートが数脚置かれていたので、そこに席をとりました。目の前はスタッフさんの座るハイチェアとメニューボード。おかげさまで、じっくりメニューを眺めることができました。メニューボードこの日のラインナップを眺めると、真鶴にあるHumans Beerや茅ヶ崎のPacific Brewingなど小田原近郊のクラフトビールが目に入り、地元 神奈川との強いつながりを感じました。

この日オーダーしたのは、まずはCowboy Craft BrewingオリジナルのSunnyvale Cowboy

そして米国はテキサス州のブルワリーJestar King BeweryのLe Petite Prince(星の王子様)。

訪れたこの日は土曜。事前に調べたところ17時オープンとあったのですが、到着した17時20分ごろには席は7割ほど埋まっていました。その後も、常連さんと思しきお客が次から次へのやってきていました。お店を出る直前には、地元在住と思われる外国人親子がやってきてお父さんはビールを堪能しつつ、子供は隣でスマホゲームに興じていて「今日は一緒に遊んだから帰りはお父さんに付き合って」という会話がされたのかな、と勝手に妄想し、ほのぼのとした日常の延長線を感じることができました。

Rodeo Dog Beer Stand 神奈川県小田原市を起点にしたクラフトビールツーリズム

神奈川県の西部に位置する小田原市の玄関となる小田原駅はJRの東海道新幹線の"こだま"と"ひかり"が停車し、また新宿からは小田急線が乗り入れるだけあって比較的大きな駅です。小田急線に乗って新宿方面に7-8分の開成駅から徒歩で10分程度、のどかな住宅街の中にあるインタリアンレストラン ”Garapago Racing Kaisei Handmade Beer”は、Handmade Beerとの店名の通り、クラフトビールを醸造するブルワリーで、神奈川県産の食材を副原料に使ったクラフトビールを味わうことができます。

小田原駅から徒歩で東海道線の線路の方面に向かって4分程度のところにあるのが小田原ガレージブリューイングです。こちらは伊豆箱根鉄道大雄山線の緑町駅のほぼ真横に位置しています。

Rodeo Dog Beer STandでも扱いのあったHumans Beerのある真鶴のブルワリーまでは車でおよそ30分弱。こちらは2025年8月時点で、神奈川最西端のブルワリーだと思われます。