クラフトビールツーリズム 群馬県 シンキチ醸造所

そろそろ関東も梅雨明けのニュースが聞こえてきても良さそうな7月半ばを過ぎた頃、群馬県は高崎駅西口を降りて徒歩10分ほどのところにあるブルワリー、シンキチ醸造所を訪問をしてきました。

シンキチ醸造所(Shinkichi brewery)
住所:群馬県高崎市若松町2-11

初めて降り立った高崎駅、駅の西口周辺から美術館通りまでは比較的大きなビルやビジネスホテルが並ぶ商業エリアな雰囲気でしたが、旧中山道までの間は徐々に高いビルがなくなり、この旧中山道を越えるといよいよ住宅街といった景色が広がり始めます。目の前に愛宕神社が見えたら脇へそれ数分行くと、シンキチ醸造所が見えてきました。

他のネット記事などを探っていったのですが、そのイメージだと、周囲は下町然な住宅ばかりかと思いきや、広い駐車場もある低層な住宅街エリアに存在していまして、あたりの視界はとても開けていました。

扉を開けるとすぐ目の前はカウンター席で左側には4人掛けテーブル2つ。その先がまたカウンターになっており、席は5つ。その先は厨房というか調理場になっていて、店員さんがお二人、ワサワサと忙しそうにしていました。調理場に向かって右奥にはタップが並んでいますが、ブルワリーのタップというよりは、店内の雰囲気からもビールサーバーという方がしっくりくる小料理屋さんの雰囲気です。調理場に向かって右奥にはこの飲食エリアから仕切られてビールの醸造エリアが小さな窓越しに見えるようになっています。


開店時間は17:00ということで開店間もない17:10ごろに訪れたのですが、既に1組の来店客とクラフトビールの持ち帰りをグラウラーに頼んでいた2人組の先客が。その後もグラウラーを持ってきた2人組の来店客があり、このブルワリーが地域に定着していると感じました。

この日いただいたのはヘイジーIPAの"青い恋人たち"とアンバーエールの"ベーシック"、そのお供に"たまレバ"。料理はがっつり和食というよりは、冷奴やナスの焼き物など、小料理屋さんの小鉢的なものが多かった印象でした。


「シンキチ”醸造所”」と名前こそ前面にブルワリー感が出ていますが、こうしたブルワリー然としてないブルワリーが地域に密着していることが、ブルワリーカルチャーの一側面としてとても魅力的だと感じました。