クラフトビールツーリズム - 沖縄県那覇市 浮島ブルーイング

那覇の中心地といっても良い国際通りは、お土産屋さんや飲食店など多くのお店が並び多くの観光客を惹きつけていますが、昔からの繁華街とあって古い建物と新しめの建物が入り混じっており、この街に一定の新陳代謝があることを実感することができます。この国際通りをゆいレールの牧志駅からおよそ500mほど進むと、むつみ橋の交差点の左手に趣のあるアーケード型の“市場本通り”の入り口があります。この先は屋根付きの商店街になっており、今は観光客向けのお店が広がっていますが、公設市場と合わせてこの周辺は、昔は市民の台所だったのだろうと想像ができます。このアーケードをくぐりおよそ300m、屋根が途切れら手前の左手にある階段を上ると3階に浮島ブルーイングがあります。

浮島ブルーイング(Ukishima Brewing)
住所:沖縄県那覇市牧志3-3-1 水上店舗第二街区3階

住所に水上店舗とある通り、昔はここの下に川が流れていたとか。アーケード下にある商店街はどこも年季のはいった長屋風の建物ですが、多くに2階があるような構造です。逆に屋根の下に見えるのは2階まで。この浮島ブルーイングのあるビルの2階には沖縄の伝統衣装で記念写真が取れるスタジオが入っていました(2025年5月現在)が、ここを抜けて3階へと足を進めます。

壁と同じ黄土色のロゴのついたドアを抜けると、沖縄というよりもNYのブルックリンのようなインダストリアルなインテリアで仕上げられた店舗にテンションが上がります。まずホワイエのような十分なスペースがあり、ここには冷蔵庫でクラフトビールが販売されていました。その先にも扉があり、ダイニングエリア。正面がカウンターです。

開店まもない時間帯のためお客は自分以外で1人だけ。カウンターに席をとりました。目の前には工場の配管のようなタップに、レンガ壁に浮き出たネオンサインがあります。

この日オーダーしたのは浮島IPA。

一方で、店舗の内装とは対照的に料理の方は県内で採れた素材を使った沖縄らしい料理も目立ちます。この日は採れたてのお刺身盛り合わせをアテとして注文しました。

浮島ブルーイング 沖縄県那覇市を起点にしたクラフトビールツーリズム

国際通りに戻りロイヤルパームホテルの裏手に位置するHeavy Sasori Brewingは、2025年5月時点では免許の関係でまだ醸造を開始していませんでしたが、着々と準備が進んでいるようでした。

またここから徒歩で数分のところにある、桜坂の入り口に、桜坂ブルワリーと桜坂ブルワリーで醸造したクラフトビールが飲めるKariyushi coffee and beer standがあります。