クラフトビールツーリズム番外編 岩手県盛岡市ビアバーAERON STANDRD

岩手県盛岡市は”クラフトビール好きにとって嬉しい街”と、盛岡駅から比較的行きやすい距離のところにブルワリーや店鋪を運営する老舗のベアレン、NANBU CRAFTを紹介しました。実は盛岡を訪れた当日の夜、ベアレンが運営する「ビアベースベアレン盛岡駅前」を訪問するつもりでいたのですが、予約しないまま向かったところ残念ながら満席で入れず、ということになってしまいました。

そこで向かったのは盛岡駅より徒歩で10分ほどのところにあったAERON STANDARDというビアバー。こちらはサイト上に「クラフトビール取扱数盛岡ナンバーワン」と謳うほど多くのクラフトビールを取り扱っており、このAERON STANDARDの存在とアクセスの良さも"盛岡市はクラフトビール好きにとって嬉しい街"としたことの一つの理由でもあります。

今回初めての盛岡訪問、且つ限られた滞在時間で感じたことですが、盛岡市は「駅の周辺から北上川辺りまで」と、北上川にかかる開運橋を渡り「大通3丁目の交差点から岩手県庁・盛岡城址公園のあたりまで」とで繁華街が二分されているようなイメージがありました。AERON STANDARDはちょうどその中間あたりに位置し、開運橋を渡って雑居ビルに混じってポツポツと店舗が点在するエリアにありますが、白基調の3階建のビルに、中の見える大きなガラス張りの佇まいはとても目立ちます。

「クラフトビール取扱数盛岡ナンバーワン」ということで日本のみならず、海外のブルワリーからもクラフトビールを仕入れており、アメリカはカリフォルニア州南部のサンディエゴのKarl Strauss Brewing Company、オレゴン州ベンドのBONEYARD BEERやポートランドのCULMINATION BREWINGなどのクラフトビールを飲むことができます。ちなみに日本のクラフトビール は大阪府の箕面ビールでしたが、日によって入れ替わりがあるかもしれません。

メニューは、クラフトビール以外にも海外のボトルビールも数多く揃えている一方、インスタ映えしそうなカクテル類や日本酒、地元産のワインまでとかなり豊富なラインナップ。フード類もバーガー系、肉、ピザ・パスタと幅広くとても充実しており、ビール好きだけでなくても楽しめるお店になっていました。

でもやはり、このお店はビール推し。バーカウンターの先にあるタップの上にあるのは、”BEER NERD”のネオンサイン。NERDは"オタク"の意味なので、"ビール好きの集まる場所"的なニュアンスで、盛岡のビールオタクを惹きつけているのです。

ホテルに戻る道すがら「ビアベースベアレン盛岡駅前」に再チャレンジ。流石にAERON STANDARDで飲んだ後だったので、そこで「もう1杯」とはいかなかったのですが、瓶に入ったクラフトビールと豊富なベアレングッズから栓抜きを購入しました。