クラフトビールツーリズム 福岡県 BEERHOLIC(Far Yeast Brewing)

福岡市のほぼ中心にある大濠公園周辺にはクラフトビールのブルワリーやブルーパブが多く集まっています。最寄駅となる地下鉄空港線 大濠公園駅までは福岡空港からおよそ15分、天神からはわずか2駅3分ととてもアクセスの良い場所にあるため、公園の散策とあわせてクラフトビールが楽しめるエリア。今回はそんな大濠公園エリアにある(福岡産まれのブルワリーではないのですが)山梨県のFar Yeast Brewing直営のブルーパブBEERHOLIC Far Yeast Fukuokaに足を運びました。

BEERHOLIC Far Yeast Fukuoka
住所:福岡県福岡市中央区荒戸3-1-2

BEERHOLIC Far Yeast Fukuokaは、地下鉄の上を走る明治通り沿いにあり、大濠公園駅からはおよそ徒歩で5分。大濠公園の西側の入り口に差し掛かるの交差点近くにあります。間口がそこまで広くないながらほぼ長方形の形をしたこのブルーパブはさすがクラフトビールの老舗と思わせる雰囲気をしっかりまとっていました。

入って左手が低めのベンチシートで小さな丸いテーブルにビールが置けるようになっています。そして、右手がハイチェアが置かれたカウンターでその中に厨房。奥にはテーブル席が2つほど用意されていました。常連さんらしきお客と店員さんとの会話を聞くところ少しリニューアルしたよう。

ブルワリー併設ではないためお店そのものはコンパクトですが、奥には大きな冷蔵庫があり、Far Yeast Brewingのみならず、日本と一部海外のクラフトビールが買えるようになっていました。

カウンターに陣取り、上を見上げると黒板に今日のクラフトビール のラインナップが出ていました。パステルカラーを配した黒板がCuteです。

この日オーダーしたのはHANAMI VibesというAleタイプのビール。ニュージーランドのブルワリー「Behemoth Brewing」とのコラボしたクラフトビールでした。またお昼時だったので一緒にフライドチキンバーガーとフライドポテトというジャンクなオーダーで悪魔に魂を売りましたが、ビールのお陰で後味はさっぱりいただけました。

この大濠公園沿いに福岡のアメリカ領事館があるようで明治通りに大きく案内が出ています。ただ、周囲に見られる外国人は連れ立って歩く家族連れやカップルなので、領事館に用事がある人というよりきっと観光客でしょう。コロナがあけ、街に外国人旅行者が増えてきたのはここ福岡も同じ。福岡滞在中に何度か通過した中洲にある博多ラーメンの老舗 一蘭本店前には見る度に行列ができており、タクシーの中から見てもその多くが外国人であることが分かりました。

ちょうどハンバーガーを楽しんでいる時、観光客と思しき外国人のカップルがお店に入ってきました。天候が雨だったので雨宿りついでにフラッと入ってきたのか、それとも狙って入ってきたのかは分かりませんが、このサイトのタイトル通り、日本のブルワリーが一つの目的地になっていたら喜ばしいと思い眺めていました。

BEERHOLIC Far Yeast Fukuoka 福岡県福岡市を起点にしたクラフトビールツーリズム

冒頭で述べたように大濠公園を囲むようにして多くのブルワリー、ビアパブがこのエリアには点在しています。BEERHOLIC Far Yeast Fukuoka から徒歩で5分ほどのところにB.R.E.W.というクラフトビールのブルワリーがあり、徒歩圏内でアクセスもよいためはしご酒も可能です。

この大濠公園を挟み、位置的にはこのBEERHOLIC Far Yeast Fukuokaの南側に位置するのが、老舗のブルワリーTHE BREWMASETRです。大濠公園駅の地下鉄空港線とは福岡駅まで戻らないと接続しない地下鉄 七隈線の別府(べふ)駅が最寄ということで、公共交通機関の場合は地下鉄ではなくバスを利用する上、そこそこ歩かないといけないという位置にあるため、大濠公園の中をのんびり通って徒歩で行く方がいいかもしれません(30分程度)。

またこのまま空港線に乗って博多方面とは逆の佐賀方面に向かうと姪浜駅でJR 筑肥線に乗り入れます。このJR 筑肥線の九大学研都市駅の駅前には酒蔵 杉能舎のタップルーム「杉能舎九大駅前店 Craft Sake & Beer」があります。杉能舎そのものも九大学研都市駅よりバスで行くことができますが、バス停からは少々歩くことになりますので、行くのであればタクシーがオススメです。