クラフトビールツーリズム 東京都杉並区 SAKE-YA西荻(SAKAYA NISHIOGI)

東京都杉並区、中央線の西荻窪駅から荻窪方面にのびる「マイロード」というガード下のアーケード内を歩いて徒歩3分ほどのところにある酒屋 兼 醸造所 兼 バルといった出で立ちのSAKE-YA西荻。ペットボトルで持ち帰れるビールを販売しているというので、テイクアウトで訪問してきました。

SAKE-YA 西荻
住所:東京都杉並区西荻南3-24-1

以前、久我山のマウンテンリバーブリュワリーを紹介した際に、周辺にあるブルワリーの一つとして注目していたSAKE-YA 西荻は東京や埼玉でクラフトビール醸造と醸造所併設レストランを展開する「ビール工房」を母体とし、さらにその店舗に酒屋を融合した新業態です。SAKE-YAとありますが、読み方は「さかや」。もともと西荻窪には駅の北口から徒歩で3−4分のところに西荻ビール工房がありました。その店舗が一時なくなり、場所も移ってSAKE-YA西荻としてオープンしたのが2020年。2018年にこのビール工房を運営する株式会社麦酒企画は、100年以上の歴史もつ酒屋を運営する柴田屋酒店のグループ会社となり、西荻窪以外にもこのSAKE-YA業態を展開しています。

ここSAKE-YA 西荻の店舗は、醸造樽を含めて店舗のおおよそ2/3がブルーパブ、残りが酒屋さんということでお酒を販売しています。ホームページによると、酒屋の方で購入したお酒をその場で飲んでも良いことになっているよう。店の前にもワインが並び、常温での保管が問題ないワインの取り扱いが多い印象ですが、奥に設置された4台の冷蔵庫のうち、半分の2台はベアードビールや志賀高原ビール、ノムクラフト、West Coast Brewingなど国産クラフトビールでしっかりと埋め尽くされていました(時期により取り扱いのクラフトビールは変更がある、とのこと)。逆にキリンやアサヒといったナショナルブランドのビールは置いてありません。

ブルーパブで飲めるのは、他のビール工房で醸造されたオリジナルビールを中心に、他ブルワリーのゲストビールでした。訪れたこの日にペットボトルで販売されていたのは「Grass Hopper IPA」というヘイジーIPA。店頭のメニューでは「ビール工房 x DHC」とあるオリジナルのクラフトビールです。ペットボトルに貼られた紙切れにはアルコール度数とともに銘柄がかわいく描かれていますが、それがヘイジーIPAであるということがすぐにわかるような濁りがペットボトルがゆえに際立ちます。(逆にペットボトルだと、マンゴースムージージュースです、と言われるとそうも見えます)

たまにキャンペーンも行なっており、500円で持ち帰りができることがあるので、事前にtwitterをチェックして訪問するのがオススメです。