クラフトビールツーリズム 東京都立川市 立飛麦酒醸造所(TACHIHI BREWERY)

東京都立川市は現在、 髙島屋や伊勢丹をはじめとする多くのデパートやイケアやららぽーとなどの大型商業施設が集まっており、複数路線も乗り入れていることでの利便性も相まって、東京多摩地区で最もにぎわっている都市のひとつとなっています。以前にも立川駅南口にある坂道ブルイングを紹介していますが、今回は立川駅の北側、最寄り駅は多摩モノレールの立飛駅となる立飛麦酒醸造所へ2022年8月に行ってきました。

立飛麦酒醸造所(TACHIHI BREWERY)
住所:東京都立川市高松町1-23-14

立川駅北側は、戦前は陸軍の飛行場が、戦後はこれが接収されて米軍の飛行場が存在していました。今からさかのぼることおよそ40年前の1980年頃まではまだその面影を伺える施設が所々に残されており、フェンスに囲まれた基地跡地に廃墟となった古い建物が立ち並んでいました。これを現在にも証明するかのように立川北口周辺で見る「立飛」という文字は元は「立川飛行機」という軍用飛行機を作るメーカーの名前に由来しており、この飛行場を中心として起きた軍用機産業の一角をなす企業でした。今現在もイケア立川のモノレールを挟んだ向かいには立飛に由来する「立飛リアルエステート」という看板を目にすることができます。多摩モノレールの「立飛駅」も立川飛行機に由来しており、立飛駅よりららぽーとを左手に見ながら歩きおよそ10分ほどのところにある立飛麦酒醸造所も、同じく立川飛行機に由来しています。

外観はブラックのガリバリウム鋼板に、オレンジで浮き上がる「BREWERY TACHIKAWA TACHIHI」の文字。建物としては窓が少なめということもあり、遠くから見ると何かの工場のように見えますが、近くまで寄ると、北側の道路に面した窓からは中に立ち並ぶ醸造樽を見ることができます。

入り口を入ると向かって右側にカウンター、その前の空間はいくつかの丸いハイテーブルが並びタップから注がれたクラフトビールをその場で味わうことができます。そしてその奥のガラス向こうには、外からも見える醸造樽が並美、とても近い距離でクラフトビール作りを見ることができるようになっています。

あいにくこの日は車で来ていたため、できたてのビールをこのブルワリーで味わうわけにもいかず、瓶詰めされた2種類のビールを買って持ち帰ることにしました。一つが「TACHIHI PALE ALE」。そしてもう一つが「TACHIHI GOLDEN ALE AFTER BURNER44」。TACHIHI PALE ALEは定番のレギュラービールですが、TACHIHI GOLDEN ALE AFTER BURNER44はこの時期のシーズナルビールということでそれぞれをチョイス。このAFTER BUNERについている「44」という数字はIBUという苦味を示す単位を表しています。高ければ高いほど苦くなっていくこの数字は、日本のナショナルブランドビール(あさひやキリン)のおよそ2倍とやや強めに苦味を感じることができます。

立飛麦酒醸造所 東京都立川市を起点としたクラフトビールツーリズム

立川周辺には数多くのブルワリーがあります。駅の南側には坂道ブルイング。また立川駅より青梅線で10分程度の昭島駅の南口から徒歩3分のところにはイサナブルーイング ブルワリー&ロースタリーというブルワリー。ブルワリー&ロースタリーという名前から想像がつくように、こちらでは自家醸造のクラフトビールのほか、自家焙煎のコーヒーも取り扱いがあります。店内ではもちろん、コーヒー共々テイクアウトに対応しています。

また立川の東京方面寄りの隣駅の国立にはKUNITACHI BREWERYがあります。

こちらは国立駅からは徒歩で15分程度と少し離れた場所にありますが、駅のロータリーから伸びる賑やかな商店街 旭通りを抜け多喜窪通りへ入り数分といったところ。ブルワリーでの瓶や缶、量り売りでの販売は対応していませんが、隣接する「麦酒堂かすがい」にて、KUNITACHI BREWERYのビールを飲むことができます。

「麦酒堂かすがい」は地元国立で100年ほど酒屋を営む「せきや」によって始められたビアレストラン。敷地内にある蔵や火の見櫓その歴史を感じさせるような佇まいとなっています。

せきやは国立駅前に「Craft! Kunita-Chika」も運営。国内の様々なクラフトビールを飲むことができます。