クラフトビールツーリズム - カリフォルニア州エルセグンド Five Point Five Brewing Company
番外編として、今回はロサンゼルスのブルワリー巡りの様子をお届けします。
ロサンゼルス滞在中の前半はレンタカーを確保しており、比較的自由にロサンゼルス周辺を動けるタイミングでした。この滞在中の記念すべき最初のブルワリー訪問に選んだ先は、ロサンゼルス国際空港(LAX)から車で15分ほどのエルセグンドというエリアにある「Five Point Five Brewing Company」。エルセングンドのダウンタウンからは少し離れた場所にあるブルワリーです。
Five Point Five Brewing Company
137 Nevada St, El Segundo, CA 90245 アメリカ合衆国
空港からもほど近い立地ですが、エルセグンドは坂の多い街で、車を走らせていると住宅地の中にゆるやかなアップダウンが続きます。海に近い南カリフォルニアらしい閑静な雰囲気ですが、このあたりは住宅街というよりも、商業エリアな一面を持っているようで、この醸造所も平屋建ての倉庫やオフィスなどが並ぶ坂道の途中に、突如とカラフルな外観を構えて待ってくれていました。

建物の外壁には「FIVE POINT FIVE BREWING CO」の文字と、鮮やかなブルーやピンク、イエローを使ったグラフィカルなミューラルが描かれており、通りを歩いていても遠くから目に留まります。137とはいった番地の下の入口をくぐると、まず出迎えてくれたのはハート型のアートでした。

青を基調にした壁一面に光の筋が放射状に広がるデザインで、その中には来店客が残していったポラロイド写真が何枚も貼られており、常連客に長く愛されてきた場所であることが伝わってきます。ラタン製の椅子が置かれ、くつろいだ雰囲気を演出していました。

店内は広く、正面と左手にバーカウンターが伸びています。カウンターの向こうにはステンレスの醸造タンクがずらりと並び、醸造所としての存在感を放っていました。カウンター手前にはローテーブルとソファのエリアがあり、木製の長テーブルとベンチがフロアの中央を占めています。入って右手奥にはテラス席も用意されていて、額装された海や波の写真、幾何学模様のクッションが並べられた落ち着いた一角になっていました。入口脇にはボードゲームが置かれており、家族連れを意識した作りになっているようで、実際にこの日も子連れのグループが数組訪れていました。

バーカウンターの奥にはチョークボードがずらりと掲げられ、その日提供されているビールがカラフルなイラストとともに紹介されています。グレープフルーツを使ったIPA「Coral Crush」、ベルジャンダブルIPAの「Sweet Melissa」、「German Chocolate Cake」、「Michelada」、アイリッシュレッドの「Proud Mary」、ケルシュの「King Kölsch」、ウエストコーストIPAの「Pacific Standard」、インペリアルスタウトの「Tank Farm」、フィリピノ・メキシカンシャンディの「Mestizo」、アンバーエールの「Amber Waves」など、スタイルも味わいの方向性も幅広くラインナップされていました。
また入り口脇の缶ビールの棚には「Citrus Aftermath」「Pacific Standard」「Corazón de Oro」「King Kölsch」「Bungalow」「Hazy Daisy」「Jolli Beer」といったラベルが並び、それぞれに個性的なイラストが施されています。

この日は車での移動だったため、店内で飲むことはせず、缶ビールを何本か持ち帰ることにしました。昨年のハワイも然りでしたが、アメリカのブルワリーで缶ビールの購入となると1缶単位では買えず、少ないところでも4缶、普通は6缶が1セットになっているケースが多かったです。プラスチック製で缶を束ねる留め具が付いており、スーパーやたまにコンビニでも見かけましたが、コンビニだと1缶ずつ外して購入ができるところもあるようでした。(6缶、しかも大きめな16 FL.OZ缶=約500mlだと海外の滞在中に何種も飲みきれないので、少々残念なところでもあります)
この日購入したのは Pacifc StandardというWest Coast IPA。
フロアを見渡すと、家族連れやグループ客がテーブルを囲みながら賑やかに過ごしており、テレビには映像が流れ、店内は開放的で気取らない空気に包まれていました。醸造タンクのすぐそばの席で盛り上がる客の様子を眺めながら、地域に根づいたブルーパブとしての雰囲気を感じることができました。

LAXからのアクセスの良さもあり、旅の合間に立ち寄るには手頃な距離にありますが、ダウンタウンから離れているため、あくまで地元の人々の憩いの場としての性格が強い場所なのかなという印象を受けました。ロサンゼルス滞在の合間に、空港からのアクセスも兼ねて訪れてみるのもおすすめです。
Five Point Five Brewing Company El Segundoを起点としたクラフトビールツーリズム
Five Point Five Brewing Company からは徒歩で20分程度西側に歩くと、エルセグンドのダウンタウンにつきます。飲食店など多く並ぶこのエリアには、El Segundo Brewing Companyがあります。またすぐ近くには60のTapから自分で好きなクラフトビールなどを注ぐことができる量り売りのパブ「Brewport Tap House」もあります。
また、ダウンタウンの手前、Five Point Five Brewing Companyからは徒歩で13-4分の距離のところには「Boardroom Brewery」があります。それほど大きくないEl Segundoの街にこれだけのブルワリーが密集している、というのも非常に珍しいと感じました。
